ニュースリリース好きなEDA

日経エレのメーリングリストを読んでて、気になったので。

富士通マイクロソリューションズ,SoCの検証に米CadenceのEDAツールを適用
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090708/172777/?ref=ML
JAXA,宇宙用LSIの設計に米Cadenceのカスタム・チップ向けEDAを導入
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090708/172770/?ref=ML

最近、この手のニュースリリースが非常に多い。かつてEDAのニュースリリースは、スタートアップのベンダがどこまで大企業に食い込んだかを示すためのものだった。大手ベンダがやる場合にも、比較的レアなツールを半導体メーカに導入させた、というPRのためだったように思う。

この二つの記事を見ると、VirtuosoとSpectreという、Cadenceの代表的なツールに関してのニュースリリース。大手富士通が今までSpectreを導入していない、とは考えられないので、ただ単にバージョンアップに成功したよ、ということ。

PRも重要だけど、PRすればするほど、王様Cadenceの苦悩が見えてくる。