あけおめ、ことよろ。

めでたく新年ダッシュに失敗してしまいました。今年は、1/2から一人で東京に戻って、1/3,4と自由な時間があったにも関わらず、1/3はボォーと自堕落生活を送ってしまい、1/4は大掃除で時間を奪われ、そんなこんなで仕事始め、となってしまいました。


流行に乗って昨年を振り返る&今年の抱負を列挙したい、と思います。

昨年の思い出(プライベート)

息子

まずは、息子ができたことがやはり一番大きかったことです。4月に生まれた息子も早9ヶ月。もうじき立つようになります。

以前にも書きましたが、ボクは子どもが大の苦手。それは、他者に依存しないと生きていけない個体が自分を連想させるからかもしれません。しかし、子どもはすぐに成長します。最初こそ、ひ弱な存在に映りますが、首が座る前後から見る見るうちに力強くなります。このころから、哺乳瓶を持つ力が異常に強くなって、驚かされる事になります。

さらに、このころから、視界が少しづつ広がり、表情が出てくることも特徴でしょう。

娘ちゃんは3歳になりました。好奇心が旺盛、と言うよりもワガママ盛りです。ぼちぼち躾を教えないといけない時期だとは思いますが、それによって、自由を一つ奪ってしまうのではないかと思ってしまい、幾分躊躇ってしまいます。

しかし、今年の4月からはいよいよ幼稚園。集団生活に馴染んでもらわないといけないので、これからはビッシビッシ行く予定です(星野総裁)。

昨年の思い出(仕事など)

仕事面ではほとんど変化のない1年でした。もう、やるべき事は決まっていたので当たり前なのですが、そのなかで個人的に大ブレークしたのは、Emacs, Git, C++だと思います。

Emacs

Emacsはやはりこの本の存在が大きかったです。

Emacsテクニックバイブル ?作業効率をカイゼンする200の技?

Emacsテクニックバイブル ?作業効率をカイゼンする200の技?

今まで何となくEmacsを使っていたのが、この本によって、確固たる武器になったような気がします(まだまだですが)。

Git

実は、バージョン管理ツール自体を今までほとんど使っておらず、2009年の初めぐらいからようやくSubversionを使い始めていたほどの情弱だったのですが、Subversionには何となく違和感がありました。それは、

  • ブランチを切るのが大変
  • ローカルでの変更が全体に影響する

といったものです。Gitを使い始めてから、上記の違和感がなくなりました。ブランチが非常に簡単に切れることから、各開発要素ごと(本来はここにチケットをあてるべきですが、まだチケット駆動開発はできておりません)にブランチを作って、masterにマージするという癖が着きました。

また、必要なものだけ上流にpushすればいいのも気が楽な点です。

C++

今までCは多少嗜んでたつもりでしたが、C++はほとんど使ったことありませんでした。また、「C++なんて、Cに毛が生えた程度のもんだろ〜」と舐めきってもいました。今のプロジェクトでC++をメインの開発言語に据えたので、C++をイチから勉強し始めたのですが、C++ In Depthシリーズを読むにつれて、底の深さに溺れてしまいそうです*1

今年の抱負

プライベートは今まで通り。とりあえず、子どもは二人でいこうと思っています。ボクもだいぶん変わったもので、子どもがずいぶん好きになったものですが、また、首の座っていない子どもから育てるには、幾分疲れてきました。それよりも、今の二人をちゃんと育てることに執着したいと思っています。


仕事の面ではどうでしょう。昨年、うちの会社はターニングポイントを迎えました。それは合併のことではありません。先端プロセスを海外ファブに委託することを決めたことです。これは本当に大きい出来事です。

会社としてももちろん大きな決断ですが、私自身の存在意義にも大きく関わってくることです。と言うのも、私が今の会社、そして、今の部署にを希望したのは「先端プロセスと先端設計の両方に関われること、そして両者のブリッジになること」だからです。もちろん、海外ファブで製造することになったとしても私の部署の重要性はさほど変わらないでしょう。しかし、この決定事項は、私自身に変化を要求しているようにも思えます。

まだ、具体的なことは何も決めてませんし、考えてもいません。しかし、今まで以上に視野を広くする必要性を感じています。

今年3月で今のプロジェクトは完了します。厳密には、今のプロジェクトは継続されますが、私が関わっている研究室はCloseとなります。学生の時から関わっていた三次元集積化技術に今関われたのは、本当に大きいことでした。そして、三次元集積化技術が花を開くために必要な技術も見えてきた気がします。まずは、それについて考えてみるのが、第一歩かもしれません。

*1:いつかこの辺もまとめてみたいところ