ペットの病気

今日、久しぶりに動物病院に行ってきました。嫁さんが里帰り出産で大阪帰ってきたのが、3月の中旬だったので、約2ヶ月ぶり。


うちのペットはヨークシャーテリアのメス11歳です。名前は「蘭」といいます。人間で言うと60オーバーなので、もう初老に入るころ。

病気

ちょうど2年前のGWの時、今日と同じように大阪/神戸の方に帰省している時に、お腹がポッコリ膨れていることに気づきました。そのときは、何か食べ過ぎたのかなぁ、とかって軽く考えていたのですが、日が増すにつれ、お腹のはりが大きくなってきたので、東京に帰ってきてから、動物病院に行くことに。


病名は「蛋白漏水性胃腸症」と言うものです。症状は読んで字のとおりですが、胃や腸などの消化器系から、体内に栄養分が漏れ出してしまうものです。原因は肝臓が弱ることなど様々あるようですが、正確には開腹しないと分からないようです。


ボクらは、もう蘭が10歳近くと高齢なことから、開腹などの処置はせずに、対処療法で行くことにしました。治療法は、まずお腹の中の水を抜かないといけないので、利尿剤等を用いて、尿として排出するようにしてます。また、ステロイドを用いて、肝臓の機能を一部補填しています(実は、このメカニズムはよく理解していない)。
困るのが、栄養が流れ出てしまうので、栄養分が不足してしまうこと。いちおう、高吸収の栄養剤を使っているので、栄養は補填出来ているようではあるのですが、それでも不足しているようです。今のところ、流れ出る栄養と補充する栄養、さらには、漏れる水と排出する水の量で平衡が取れているので、落ち着いてはいます。


しかし、もちろん両方共諸刃の剣。利尿剤を用いることで、腎臓の機能をフルに使っているため、将来的に腎不全に陥ることを言われています。また、ステロイドについても、依存性などの危険性を言われています。

蘭との出会い

ぼくと、蘭が出会ったのは、嫁さんと付き合い始めてからです。嫁さんは自分の犬として「蘭」を買って、実家には蘭の旦那と二人の子どもがいます。
結婚するときに、色んな条件を交換したりするものですが、うちの場合、唯一「ペットと一緒に暮すこと」と言うのが結婚の条件でした。


さて、結婚して、ペットと暮らし始めたわけですが、ボクはどちらかと言うと犬嫌い*1。上手く行くかなぁ、と不安だらけでしたら、コレがいい方に作用しました。そもそもボクは同棲経験とかもなく、それまで一人暮らしを楽しんでいた方だったので、奥さんとは言えども、一緒にやっていく自信がありませんでした。しかし、犬がいることで、ちょうど子どもがいる時みたいに、僕たち二人の合間をちょうどうまく取り持ってくれたのです。例え、喧嘩したとしても、一緒に蘭を散歩に連れて行くことで仲直りしたり、犬がいることで沈黙がなくなったり、とずいぶん助けてくれました。

子どもの誕生

ボクらも結婚してから、2年半でようやく子どもを授かることができました。その時も蘭は、赤ちゃんに対して敵意を見せようとせず、どちらかと言うと、赤ちゃんを守ろう、と言う感じでいてくれました。とは言え、最初の方は、蘭に向いていたボクらの愛情が赤ちゃんの方に向いてしまったので、ずいぶん淋しい思いもしてたと思います。そんな矢先の病気の発生でした。


なんか、こんなことを書くと、もういなくなったような感じですが、まだ存命ですw 生きているどころか、血液検査の結果、ほとんど正常値です。薬を飲み続けないとイケないところだけが、普通と違っています。

長生きしろよ

所詮、人間とは寿命が違うので、いつまでも生きていてね、とは言えないけど、子どもが大きくなって、自我がつくまではいて欲しい。そうね、上の子どもが小学生になる頃までは。とすると、あと4,5年ほどか。今が11歳なので、不可能ではないな。治療代がかかるけど(^^;

*1:子どものころに犬に追い掛け回されたのがトラウマ