いち上司の発言

他愛のない話。

今日、久しぶりに課長が我々の職場に来ていたのですが、そのときに、
「Aは、昨日誕生日なのに、3時まで働いてたらしいぜ」
といいました。

聞けば、Aさんは翌日の会議の資料を作るために、実験を行ったり、資料の精度を高めていた、とのこと。

ぼくは、一人の研究者として、Aさんを非常に尊敬しています。あれだけ、深く洞察ができて、かつ細目な資料を作れる人は大企業とは言え、そんなにいない。

その話を聞いて、最初は「あいかわらずだなぁ」と思った。

でも、それを管理者である課長が自慢気に話すのが非常に気に入らない。
管理者に取ってみれば、部下をそこまで働かせるのは、逆に恥ずかしいことではないだろうか?
いくら、自慢の部下だからといって、そこに恥ずかしさを感じない管理者は、マネージメントと言うことを本当に考えているのだろうか?しn

真の管理者であれば、
「なぜ、彼は3時まで働かざるをえなかったのか」
「彼の仕事を定時で終わらせるためにはどうしたらよいのか」
と言うことを自問すべきではないだろうか?

ぼくは、この課長の人間性は嫌いじゃない。むしろ好きな方だと思う。
でも、管理方針には疑問を抱かざるをえない。

特に、最近、仕事のマネージメントと言うものに、非常に受身の姿勢を取っているように思える。
例えば、

  • 会議は呼ばれた会議にしか来ない。
  • 自分から進捗を確認しようとしない。もしくは、その仕組みを作ろうとしない。
  • 会議以外の場で仕事の話をほとんどしない。

などなど。

でも、考えると、この課長だけではなくて、うちの会社の管理職の人たちは、だいたいこんな感じだな。
まだ、うちの課長はマシな方かもしれない、とフト思ったところに、半導体メーカーの落ち目ぶりが見て取れます。

ただのグチでした。