ソフトウェアアーキテクトが知るべき97のこと

と言っても、97+11で108か。この数字は、さすが日本人、と言ったところ。凡庸を捨てよ、ってことかな?


明日id:papanda0806さん主催の読書会があるので、それに行く予定。と言うことで慌てて目を通した。ほとんど斜め読みだったけど、それでも結構時間がかかってしまった。
でも、明日行けるかどうか心配。仕事が結構ぱっつんぱっつんになりつつある。何とか早めに切り上げて参加したいが(だったら、早く寝ろよ、と)。


この本は、即戦力になるためのものではなく、アーキテクト達の習慣や考え方を知って、自分の仕事に活かしましょう、と言ったようなもの。どのエピソードも味わい深いし、読みとばすことはできないのだが、明日のことも考えて、少しリストアップしておく(行けないかもしれないので)。

No 題名 所感
04 まずコミュニケーション、そのための明解さとリーダーシップ アーキテクトがデベロッパと上手く付き合うための秘訣と習慣
06 要求仕様の本当の意味を知れ 本当のニーズは最初から表には現れない
07 立ち上がろう アーキテクトと言うかリーダの心構え
19 アーキテクトは手を汚さなければならない 高見の見物をしていても誰もついてきてくれない。チーム共に働く
23 要塞としてのデータベース 処理は書き直しができるけど、データ構成の変更は困難。初期の設計が重要
24 不確定性が潜むと言う感覚を磨け Unkownな段階で詳細に踏み込んではならない
28 地上300mからの目 システムとコードの中間点に立て
35 大きなスコープは敵 スコープを広げると失敗の危険性大。可能なだけ縮小する
51 ディベロッパーに力を 優秀なDeveloperを探し出し、できるだけ裁量を与え、外圧から守る
61 データがすべて データ構造を理解することがコードを理解することもよりも容易。データに着目せよ
77 しっかりとした問題には高品質のソリューションが与えられる アーキテクトは現実のこんがらがった問題に対して、チャンクに分割できなければならない
90 問題解決に情熱を注げるディベロッパを探して手放すな ディベロッパが開発の中心。アーキテクトは彼らのモチベーションを上げ、最高のパフォーマンスを出させる
91 ソフトウェアは実際には存在しない 従来の工学アプローチは通用しない。逆手に取った開発も可能
97 優れたソフトウェアは構築されるのではなく、成長する ソフトウェアは使用される過程で成長するもの

とこんな感じかな。日本人はあえて選びませんでした。Hatenaの伊藤さんの話は興味深かったけど、あまりにもDeveloperよりだったので。
あと、『象牙の塔』と言う言葉がこの本には頻出してましたね。英語では、irovy towerだそうです。この世界では使う言葉なのか?

しかし、不思議なのは、こんなけたくさんの人が執筆してて、なんで女性のAuthorがいないのだ。ソフトウェアアーキテクトはモテ度0になるほど非モテなのか? と思ったけど、何人か女性のかたいらっしゃいましたね。失礼m(__)m