XP祭り2009 アージャイルとは開発手法か、それとも。。。
て言うことで行ってきたよ。
ただ、寝坊+自宅の無線LANがつながらない、と言うトラブルに見舞われた上、高田馬場で反射的にバスに乗ったら、理工学部には行かず、本部の方に行ってしまった、と言うダメダメぶりを発揮してしまい、1時間ほど遅刻してしまった。
とりあえず、雑感を(写真撮っとけばよかった)。
会場は早稲田理工学部のキャンパス。普通の大講義室みたいなところでやったので、電源が確保できたのが嬉しかった。暇な時に、プログラムのデバッグしたり、あとはTwitterしまくったり。
さらに、大学なので飲食自由。会場は非常によかった。ちなみに来週26日には、『アンビエントSoCと社会基盤』とかって言うイベントもあるらしい。半導体屋さんにはぜひ行ってもらいたい(ぼくは、奥様が帰ってくるので行けません)。
おぉっと、内容についてですが、ぼくは牛尾さんのワークショップが一番面白かった。
http://d.hatena.ne.jp/simplearchitect/20090922
テーマは『相手との違いを認識する』と言うこと。チームで一緒に仕事をした場合、『何でぼくの考えに共感してくれないのかなぁ』とか、『何が楽しくてこの人は仕事してるんだろう』とかって思うことがある。でも、そう思うのは当然なのだ。なぜなら、ぼくとその人は年齢も性格も趣味も会社も立場も仕事に対しての姿勢、持っている技術、とにかく全て違っている。共通点は、性別が同じぐらいのもんだ。
この違っていると言うこと。もちろん、言葉としては頭では理解している。でも、心では理解できてない。だから、いつまで経ってもその人との距離を近づけることができない。そんな様子を察してか察せずか(もちろん関係ないのだが)、牛尾さんはいくつかのヒントを与えてくれた。
- 相手のタイプを観察
- 相手をシミュレーション
- その人はどんなふうに見えますか?
- その人を見て、どう思いますか?
- その人にあなたは、何をわかってもらいたいですか?
- その人に何を言いたいですか?
- 自分の立ち位置を変えてみる。
- 振り返る
特にシミュレーションは有効な感じがした。一度、相手の立場になって、もし、ぼくがこのようなことを言ってきたら、その人はどのように思うだろうか、と言うのを一度自分の机から立って、考えてみると良さそう。その人の気持ちを正確にシミュレーションできるわけではないが、少なくとも自分の言葉にどんな意味があるか他方から見ることができる。これは、リーダーとかマネージャと言う立場の人には非常に重要なことだろう。
しかし、アジャイルと言うのは知れば知るほど、開発手法ではなく、Life Hackというか、Work Hackだよね。
所詮、仕事とといっても開発現場では対人と言うのが、最も重要なIssueだからね。アジャイルと言うのは、良い仕事をするための心がけとも言える。
その他の方々の講演や、Lighting Talkの方々も面白かった。時に、渋川さんの婚カツの話は最高でしたね。
http://blog.sakura.ne.jp/tb/32270083
とりあえず、メモを晒しておきます。
また、Twitterのハッシュタグで#xpjugでも流れが追えます。
【“世界が変わる”前と後と。】
〜アジャイルで自分の世界を変えてみたら、こうなった。〜
株式会社アッズーリ 串田幸江様組織にいると楽だよね〜。
システム化されているとそりゃ楽だ。
自分のやる気を人に押し付けても成功しない。
人に感謝しないといけない。
モチベーションが上がっていない人たちとも仕事をしないといけない。
かんばんの作成、朝会の実施。ホワイトボードでやる。
人のせい -> 自分のせい 小さな気づき。
自然な朝会。→お菓子を置いてみたり、テーブルを無くしてみたり、っていいかも。
組織のアジリティ、人のアジリティを理解する。
構成している全ての人の存在を認める。
→違う見方をしてみる。
→ものごとは人。
→"もの"を作るか"人"をつくるか、の違い
議論の前に、対話プロセスを置く。
会社の全てをアジャイルにする必要はない。→ムダが発生する。
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早稲田大学 鷲崎弘宜様
理論、法則、観察
エンジニアリングは、ボトムアップ的なアプローチ(帰納)の方が多い。
アジャイルは、現場的なプロセス。ぼちぼち理論的な背景も考えないと行けないかも(パターン)
ソフトウェアパターン
EPISODES: 仕事の分割、再割り当て、ペアプロ
著者は最初に説明して、その後、黙る。Fly on the Wall
周りがストーリーを作り上げる。
最後に拍手。
Asian PLoP 2010/03/17
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Lighting Talk
Clean Code - 天才的なコードではなく、習慣を作る。
何かをしたら、周りにフィードバックする。
高専カンファレンス こくチーズから。
アジャイルプラクティス
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【アジャイル技術者の為の「相手の都合」を知る技術】
合同会社シンプルアーキテクト 牛尾 剛 様相手のタイプを観察
相手をシミュレーション
振り返る。
正しい、間違っている、じゃなく、異なっているだけ。
違っていることを認識する。
Weタイプ/Meタイプ
褒め方もWe/Meで違う。
Weは人から好かれていることを伝える。
Meは仕事を褒める。
その人はどんなふうに見えますか?
その人を見て、どう思いますか?
その人にあなたは、何をわかってもらいたいでスカ?
その人に何を言いたいですか?
自分の立ち位置を変えてみる。
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【Agile 2009 Conference 参加報告 〜アジャイルプロセスにUCDをMixinしよう 〜 (仮)】
すくすくスクラム 川口恭伸 様ペルソナ
スケッチング & プロトタイプ
ハードウェアスケッチは、作るだけじゃなくて、参加者の共有フレームワークができるのがよい。
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【基調講演】XP10周年:ソフトウェア開発から日本が変わる
XPJUG代表 倉貫義人アジャイルの本質 = 細分化すること
日常にしてしまうこと(blog -> twitter)。
気軽、軽量化が日常化につながる。
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iPhoneとかAndroidベースになると、ハードも標準化が進む。うちの会社大丈夫か?
仕事を楽しくするためのひとつの方法がAgileかな。
最後に、本をいただきました。ありがとうございました。無料でお勉強させてもらえる上に、本まで頂けるなんて、本当参加してよかったです。ちなみに、ぼくはErlang本をいただきました。Mazさん注目の言語であることと、並列化がマイブームになりかけていること、あとはこの先自分では買わんかなぁ、と言うのがあったので(Solid Codeも欲しかったけど、こっちは自分で買う必要にせまられそうだったので)。