悲しい一日

最近、テレビを見る習慣がなかったので、ドライブ途中でコンビニに寄るまで全く知りませんでした。NOAHの社長、三沢光晴選手(46)が昨日の試合中にバックドロップを受けて、急逝されたそうです。

ぼくがプロレスの面白さに目覚めたのは、1996年の大学1年のとき。いまいち、大学生活にしっくり来ない時に、深夜で放送しているプロレスを見て、瞬時にハマりました。当初は、ド派手な新日本プロレス(当時は、橋本、武藤、蝶野の闘魂3銃士が成熟しきった頃でした)にばから目を奪われてて、全日本プロレスを見ても、『地味やなぁ』と思うだけでしたが、次第に三沢、川田、小橋、田上を中心とした、まさに命を削るような死闘を見るにつれて、目を奪われていきました。

日本プロレスの技は本当にえぐい。表面的なものではなく、体の随に響くような技の重さがあります。そんな技を何発も受けても、スリーカウントで立ち上がって反撃をする選手たち。まさに、これぞ元祖プロレス!!と言えるものではないでしょうか?

その後、全日本プロレスが分裂して、時代は大きく動いて、そのうちぼくの興味も別のものに移って行ったので、プロレスから離れることが多くなりました。そして、プロレスは冬の時代に突入して行くのですが、三沢社長は、その中でもオールドスタイルを貫いて、コアなファンの心をマットにくくり付けてきたのだと思います。

プロレス大好きな時代に想像した武藤vs三沢。この試合を見ることは、永久になくなってしまったけど、目を閉じると、天才二人のレスリングが浮かんでくるような気がします。

本当にご冥福をお祈りいたします。