闇の子供たち2(臓器移植)

小説を買おうかどうか迷い中。多分、もうちょっと知るべきなんだろうけど、読んじゃうとまた映画を見ていている時のようないたたまれない気分になってしまう。

今回の映画の2つのテーマは児童性愛と臓器移植。このうち、臓器移植については比較的に書きやすい。もし、佐藤浩市夫妻と同じように、移植でしか助からない心臓病の子供を持っていて、かつ、お金があったとしたら、どのような選択をするだろうか。もちろん、自分の子供である限り、一日でも長く生きて欲しいし、親だって子供が成長していく姿をいつまでも見ていたい、と思うだろう。そして、その心臓があくまでも脳死の子供によるものだとしたら、きっとサインをしてしまうだろう。でも、そうじゃなくて、今回のように生きた子供がドナーの場合は?

どこかの国の知らない子供よりも、自分の子供の生死を優先してしまわないだろうか? 正直、他人の命を吸ってでも、自分の子供の命を優先してしまう可能性は0ではないと思ってしまう。だって、所詮は見たこともない子供なわけで、そのような切羽詰まった状況になった場合、自分の事だけを考えてしまう可能性は大いにあり得る。

そのためにも、このような現実をしっかりと理解しておく必要がある。児童性愛ははっきり言って、自分には全く持って関係ない。そのような性格を持っているだけでなく、実際に求めてしまうような大人は消えてなくなった方が良い。でも、臓器移植だけとは限らず、100均でアジア製の安い品物が手に入ってしまう現状においては、僕たちも児童売買などに加担している可能性はある。そのときは、きっと『俺たちの金が途上国の貧しい人たちを潤しているからええやん』と言ってしまって良いのだろうか? それだと児童買春する人間と同じ事を言ってしまってる気がする。

やはり、もっとことの深層を知る必要があるかもしれない。やっぱ小説買うか。